新 白川夜話

7.ポーザーの日々(8)

 久々に「ポーザーの日々」である。前回の(7)から半年近くたっている。その間にサイトが会員 制になったりしているので、1〜7ま では現在のところ読むことが出来ない。始めて読む人には何がなんだかわからないかも知れないが、これは白川が面白3Dソフト「Poser(最近バージョン 5が発売されたが、白川が使っているのは依然としてバージョン4の英語版である)」と悪戦苦闘する日々を描いたものである。エッチな絵やお話だけを期待し て白川のサイトに来る人にとっては面白くも何ともないのだが、少々おつきあい願いたい。

 さて、ポーザー界の代表的な女性フィギュア、Vickyのバージョン3がDazから発売された。どうしようか随分迷ったのだが、結局 買ってしまった。この休日に少し遊んでレンダリングしていたのだがとてもすばらしい。買って良かったとつくづく思ったのである。まず作例を1つ見ていただ こう。

 全くレタッチは行っていない。Vickyのバージョン2までは間接に隙間が出来たりして、後でレタッチソフトで修正が必要なのだが、その必要が全くない のである。まるで写真と見まごうような出来である。

 網タイツはVicky3の売りである「Second skin」という機能を利用している。つまり別のフィギュアである服を着せるのではなくて、テキスチャそのものを着せ替えるのである。これで身体にフィッ トした衣類が簡単に着せられ、かつ重ね着がとてもやりやすくなる。

 次にアップを見ていただきたい。テキスチャはDAZから、Vicky3と同時に発売されたハイレゾのものである。Vicky3は基本的にはVicky2 のテキスチャは使えない。UVマップを使ってあてられるように、DAZからファイルがフリーで提供されてはいるが。このテキスチャは明暗の要素があらかじ め組み入れられているのが特徴である。そんなものライティングを工夫すれば十分、むしろ邪魔ではないかと思うのだが、実際に使ってみるとレンダリングした 画像がとても美しい。

 フルボディモーフターゲット(MT)をいくつか組み込んでみた。Pregnant,Voluptous,Droop等である。これも全くレタッチしてい ない。非常にリアルな妊婦の絵が簡単に描くことが出来る。Vicky3はモーフターゲットは後から好きなものを組み入れる形になっており、面倒といえば面 倒だが、あらかじめすべてのモーフを組み入れていたらメチャメチャ重くなるだろう。

 フルボディMTのもう一つの作例。女性ボディビルダーを作ってみた。肌が濡れたようになっているが、こういった効果もMATポーズファイルで提供されて いる。

 さて、なかなか麗しいVicky3。とても気に入ったのであるが、使っていると非常に重いのが難である。白川のPC(アスロン1GB、メモリ 768MB)でも頻繁にフリーズする。Vickyを買ったばかりにPCを買い換えないといけないかも知れないのが恐ろしい。金のかかる女である。

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